2011/12/28

なんかいい工務店


2011年も今日が仕事納め。最後のしめくくりに、この秋にあった、ちょっとうれしかったことを書いておこうと思います。


11月にある工務店ネットワークの研修会に参加したとき、衝撃的な出会いがありました。



和歌山のなんかいい工務店
高垣工務店の石山さん
写真からも衝撃的な感じ、伝わります?


何が衝撃だったかって? 


それは1年前の同じ研修会で、「これからの工務店とは」という題目でディスカッションをしたときのこと。私も僭越ながら、思うところを述べさせていただきました。

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坪単価とか、太陽光発電とか、地震に強いとか、環境にやさしいとか、家づくりにはどれもすごく大切。

でも、「この工務店さんに頼みたい!」って思うきっかけや、決定打はそんなことではないと思うんです。だって、上に書いてあるようなことは、どの住宅会社もうたっているから。

それよりも、ホームページを見たとき、店構えを見たとき、打ち合わせをしたとき、担当者の話し方やスタッフ同士のやりとりを耳にしたとき、打ち合わせテーブルや椅子がステキだったり、出てきたお茶がおいしかったときなど、なにげない些細なことだけど「なんかいいな」って感覚的に思えることが、選ぶ理由になったりするんです。特に女性はこういうこと多いと思います。

反対に「なんかやだな」と思えば、どんなにいい家づくりをしていても頼みたくない。

この「なんか」を見つけた工務店が、これからは強いと思います。
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というような話だったのですが、石山さんは、この私の拙い話を和歌山にもって帰ってくれました。



「なんかいい工務店を目指そう」

↓↓↓↓



なんかいい・・・って?


石山さんは、お客さんの「なんかいい」を求めて、
自社主催のイベントでKARAを踊ったらしい(笑)


踊る石山さんを見て「なんかいい♪」と思ったお客さんが
どれだけいたかは定かではありませんが、


でも、たぶん間違っていないと思う。


完璧な100点満点を狙うよりも、
1点を100コ積み重ねていったほうが
結果、お客さんの満足度は高いんじゃない?ってこと。


注意:決して石山さんのKARAダンスが1点と言っているわけではありません(笑)


小さなことでも、お客さんに「なんかいいな」って思ってもらえることを
いっぱい積み重ねていこう。


目指せ!日本一の「なんかいい工務店」


ふふふ、なんかいいですね。



ビルダーズも「この雑誌、なんかいいんだよねー」って言ってもらえるよう、
来年もがんばります!


2011/12/27

ヘルシーでおいしい。そしてかわいい最強の野菜

紅芯大根(こうしんだいこん)にはまってます。


手のひらサイズがかわいい
タンパク質、食物繊維、ナイアシンなどを多く含有し、
ビタミンDにいたっては椎茸の10倍らしい。


皮を剥くのがまた楽しい

こんな感じ


え? もっとなめらかに剥けないのかですって?



カクカク剥くから、楽しいんです!


紅芯大根は、白い大根よりも甘味が強くて食感もいいため、
サラダや浅漬けが推奨されています。

ですが、私は蒸して食べます。
大根とは思えない、お芋のような甘さがたまりませんッ


調理後の紅芯大根の写真は・・・

腕がばれてしまうので(笑)

2011/12/26

防腐処理木材との接触腐食

あっという間にクリスマスも終わってしまった・・・。


今年もあと残りわずか。「終わりよければ、すべてよし♪」ということで、今日から仕事納め(28日)までは、ちゃんとブログ更新していきたいと思います。



先週、取材先で聞いた話です。



防腐や防蟻処理した木材に、長い間金属部材が接触すると、赤錆が発生することがあるそうです。どうやら原因は、防腐・防蟻処理剤の成分。主に銅系の薬剤は要注意とのこと。


特に防腐処理木材が使われている土台とそれに触れる水切り。外壁の通気胴縁と外壁目地下地材もそうですね。これらが原因で錆ダレが発生した例は少なくないようです。



では、錆ダレを防ぐためには、どうしたらいいか?



金属に影響しない防腐処理剤を使った木材を使うか・・・、

防腐処理木材に触れても錆びない金属部材を使うか・・・。




「ちょっとやそっとでは錆びない、高耐食性の部材を使って!!!」




と声を大にして訴えているのが・・・


住宅の金属部材メーカー・TOKOの
関東営業所所長(左)と常務取締役(右)

この2人がタッグを組んで、「質のよい金属部材」の普及に向けてがんばっています。え? いやホントですよ。ただの酔っ払いではありません(笑)


★エクスナレッジに勤めて10回目のクリスマス。
初めて会社ではなく家で過ごしました!

2011/11/28

ブログ イズ マイライフ!!!

「営業マン2人分くらいの成果がある」
そんな社長ブログの達人を紹介しましょう。


オーガニックスタジオ新潟の相模社長
黒のジャケットが似合う、インテリジェンス社長。

こんなに作業着姿が想像できない
工務店社長も珍しい(笑)


相模社長が工務店を創業して3年。
ゼロからスタートして、今では年間17棟をてがける工務店に成長しました。


この3年、住宅業界は決して楽な状況ではなかったはず。
でも、創業したばかりのオーガニックスタジオ新潟は売上を伸ばしました。



なぜ?



お客を引き寄せたのは「社長ブログ」でした。



おーがにっくな家ブログ
↓↓↓↓
http://ameblo.jp/organi9-sta/




現在、平均して月に2件ほどのご指名があるそうです。
最近は、現場監督やスタッフの採用もブログからというから驚きます。
一見、フツーの社長ブログのようですが、何が違うのでしょう?



それは・・・



ブログが情報発信の場ではなく、
「共感」をもってもらう場として、つくられていること。



共感・・・




ソーシャルメディア活用のキーワードですね。
では、共感する場はどうやってつくるのか?




社長は、地元人であることにこだわりました。



家づくりも、流行にとらわれず、
あくまで地元らしさにこだわる


だから、地元の人に支持される。


地元ナンバーワン工務店になる。


地域工務店ならではの戦法です。



こうして社長はブログを通して、お客もスタッフも、仲間も増やしていきます。


まさに

「ブログ イズ マイライフ!」
(by 相模社長)




ビルダーズ07号の29ページにもまとめていますのでご覧ください。





そうそう、私も相模社長とはブログ上で知り合ったんですよね(笑)

2011/11/21

07号完成!!!

すっかりブログの更新が滞りました。

先週はビルダーズ07号をひたすら作っていました。

4日間で睡眠6時間(あいまに出張あり)。
今回もまたオンナ捨て&仕事バカ度を更新してしまいました(笑)。

でも、完成しましたよ  
表紙は、なんとキン肉マン。

なぜ、キン肉マンかって?
住宅サバイバル時代に、明るく闘うイメージを表現したかったからです。

「編集巻頭」では、おまけにキン肉ハウスも掲載していますので、
ぜひ見てみてください。

07号の詳細については、こちら


★徹夜作業が続く中、同僚からの差し入れが。(貢物とも呼ばれていましたが)






太るとか、お肌が、とか考えずに
好きなものを食べる。
徹夜作業を乗り越えるコツです。

2011/11/06

工務店が真っ青!?

パッシブデザインを一般ユーザー向けに分かりやすく解説する本をつくっています。著者は、野池政宏氏と米谷良章氏。月曜日に印刷所にいれなくてはいけないため、この週末はひたすら追い込みです。


表紙は完成したので、見せちゃいます。


ネコでも分かるパッシブデザイン(笑)


私がこの本をつくろうと思ったきっかけは、ある工務店で家を建てている友人がそのプランをもって相談にきたときのこと。どうしても「風通し」が不安だから見てくれないか、というのです。プランを見てみると確かに南側は大開口、でも北側には窓がまったくないという、風通しに不安が残るプランでした。しかし・・・・、工事は中盤にさしかかり、すでに窓がついている状態・・・。友人はサッシがついて初めて、窓が少ないことに気が付いたのです。この段階で、窓を増やせっていっても・・・。


「風通しをよくしたい」「日当たりをよくしたい」というのは、誰もが新しい家に望むこと。お施主さんには、プランの段階で「風とおし」や「日当たり」を考えられるような知識をもって家づくりにのぞんでほしい、そう思ったのです。


ちなみに、この本の中身の一部を慶応義塾大学の小林光教授に読んでもらいました。先生から感想が届いたのですが、その中に

「これをお施主さんが読んだら、工務店は真っ青!?工務店を鍛える本」

とありました。さて、どうでしょうか???



「本当にすごいエコ住宅をつくる」11月25日に全国書店で発売です!



★ちなみにビルダーズの発売は、その2日後の11月27日。ってことは・・・。はい、ビルダーズもやらなきゃー





2011/10/31

フラット35Sエコタイプ登場

住宅金融支援機構で情報が公開されたようです。

フラット35Sの拡充
→ http://www.flat35.com/loan/flat35s/index.html
フラット35Sエコタイプ等に関する周知チラシ
→ http://www.flat35.com/files/100187115.pdf



★休日出勤のときは、有楽町・日比谷で油を売ってから会社へ。
オープンしたてのルミネで話題のスイーツショップでものぞいていこうと思ったら、入店するにも長蛇の列が・・・!










有楽町にも、若者が増えるな。
ちょっとはじきだされた気分。なんとなく寂しい。

ルミネのスイーツはあきらめて、日比谷の喫茶店に寄りましたが、こっちはあいかわらず宝塚帰りのおばちゃんで、ごったがえしていました。うーん、こちらになじむのもまだ早いかな(笑)

2011/10/25

住宅エコポイント&フラット35S金利優遇が復活

閣議決定がなされましたね。

住宅エコポイントは、リフォームに耐震が加わり、最大45万ポイントになりました。
リフォームで45万円相当は大きいですね。

とはいえ、ポイントの半分以上を復興支援に充てること(具体的な内容が気になります)になったので、追加工事への即時交換はこれまでよりも減る可能性はありますね。
景気刺激策というよりも、復興支援がベースになっていることが、ちょっとこれまでのエコポイントとは違います。

フラット35Sの金利引き下げは、省エネ住宅が対象になりました。
http://www.jhf.go.jp/shinsai/hosei_111021.html


次号の巻頭特集は、「30代の奥様の心をつかむ方法」と題してアンケート調査の結果をまとめる予定でしたが、急きょ変更!
住宅エコポイントやフラット35Sの変更点について、しっかりまとめようと思います。

なんていいつつ制作期間が、残り1カ月をきってしまった!!!!
急がなくちゃ。


★築地で季節はずれのクリスマスを発見!

タワシツリー(笑)

2011/10/23

震度5強の揺れは免責対象に当たらない

10/22日経新聞の朝刊の記事を抜粋します。

マンション地震補償せずの約款

震度5強程度は対象外

東京地裁、保険金支払い命じる

東日本大震災で漏水した東京都杉並区のマンションを巡り、損害保険契約の「地震による損害賠償は補償しない」との免責条項の有効性が争われた訴訟の判決で、東京地裁は21日までに「震度5強程度の揺れは免責対象に当らない」として、保険金の支払いを命じた。
地震保険以外の損保商品では、地震被害は補償対象外なのが一般的。約款に免責が明記されているケースで支払いを命じるのは異例だ。
判決理由で、地震多発国の日本では「一定の耐震性は通常備えているべきだと認識されている」と指摘。そのうえで、免責対象となるのは「通常の想定を超えて保険金支払いが困難になるような巨大かつ異常な地震」だとして、マンション付近で記録した最大震度5強の揺れは「対象の巨大地震には当らない」と結論付けた。


確かに震度5強の揺れが免責になっては、日本の建築物の耐震性は一体、何に守られているんだって話になりますね。
しかし、この判決の及ぼす影響が気になります。取材、できるかな。


★NMB48が歌いながらピラミッドを組む姿に、なんかすごく感動してしまいました。一番下の列の子達が笑顔を絶やさず、一生懸命歌っている様子を見て、あ、女性ががんばるってこういうことかもって思いました。それにしても、なぜ歌いながらピラミッド?

2011/10/18

ゼネコンが戸建住宅の液状化対策に

昨日、久しぶりにここで液状化について取り上げたら、なんと同じ日の夕刊にこんな記事が・・・!


10/17 日経新聞夕刊の一面

ゼネコンが、戸建住宅の地盤が大地震で液状化するのを防ぐ工事の受注に動き出す、というニュース。
たとえば、竹中工務店は大規模な都市開発で活用する液状化対策技術を宅地造成の分野に応用。戸田建設は、工事費を抑える新技術を実用化。


ゼネコンは、震度7以上の大地震に対する調査や改良を、大規模な都市開発地では当たり前のように行ってきました。宅地だからといって、彼らが、あえて中規模地震にレベルを下げることは考えにくいですね。


戸建住宅でも、高いレベルの液状化対策がなされるようになるかも!

なかなか心強い動きではありますが・・・・。


果たして、いくらくらいになるのかが問題。



★銀座3丁目って、銀座の華やかなエリアからは少しはずれるのですが、なかなか味のある町で好きです。
レトロな昭和の黒チャリ4台を発見!

2011/10/17

どのくらいの地震の規模で液状化するか

「ウチの土地、液状化の心配はありませんか?」

こんな質問、最近増えていると思います。

答え方は、いろいろあると思いますが、まずは自治体の液状化マップをみてみるというのがオーソドックスなパターンでしょう。



ところで、液状化の心配って、どのくらいの地震の規模を想定しているのでしょう?


①震度5~6程度の地震で、液状化の心配がないかどうか

②震度7以上の地震で、液状化の心配がないかどうか



東日本大震災は、②に相当します。
多くの家を建てる方にとって、②をイメージしていると思います。



ここで注意したいのが、戸建住宅向けの多くの「液状化のおそれがあるかないかの調査」は、①だということです。

提供:地盤専門会社のトラバース

ですから、震度7以上の大地震に対して、液状化する可能性の有無は検討されていないことになります。
しかし、個人で一般建築物のように20mまで調査するには、費用がかかります。15~25万円くらいと聞きますが、一般的なスウェーデン式サウンディング試験と比べて約5倍。


費用をかけて調査しろっていうことを言いたいのではありません。
分譲住宅や建売住宅で、「液状化に関する調査をしています」の多くが、①だということです。②をしていないからといって、住宅会社が悪いということでもありません。コストバランスを考えたうえの結果という場合がほとんどだからです。



地盤は、住宅会社にとっても、まだまだあいまいな分野。みんなに「役立つ知識」をまとめるべく、引き続き、取材を続けていきます!



★次号のビルダーズ07号(11/27発売)では、上記の話のほか、地盤調査の方法ごとに、何が分かって、何が分からないのかを整理する予定です。お楽しみに!

★「ご成約の方にkeyucaの家具30万円分プレゼント!」という分譲マンションのチラシを見て、これいいじゃない?と夫に言ったら、そんなもんに惑わされるなと怒られました(笑)

2011/10/12

マイホームを「購入したい」が半分以下


持ち家志向に関する、気になる記事がありました。

2011年10月10日日経新聞


持ち家をもっていない20~50代の男女1000人を対象にした調査結果が紹介されていました。

将来マイホームを購入したい 44%
購入したくない  20%
分からない 36%

購入したい理由のトップは、「高齢になったときに安心」
購入したくない理由のトップは、「賃貸のほうが住み替えやすい」


この記事の中で、私が一番気になったのは・・・

(以下、抜粋)
“「購入したくない」と答えた人に、「ローンの不安がなければどうか」と聞くと、「それでも買いたくない」という人が59%に達した。マイホームをもつという喜びは万人共通ではなくなりつつある。「持たない身軽さ」を心地よく感じる人はこれからも増えていくのかもしれない”


「持たない身軽さ」
まさにシンプルがかっこいい、断捨離世代のライフスタイル。

私も賃貸生活ですから、すごく分かります。

家ってもったら、なんかたいへんそう・・・。
高額使って失敗できないし・・・。
ほかにもお金使いたいし・・・。
一生、そこに住まなくちゃいけないのもなぁ・・・。
無理したくないし・・・。

お金の不安を取り除いても、「持ち家」をもつことの重圧につぶされそうになる。

家をもっていることがすごいんじゃなくて、自分らしい暮らしをしていることが大事。


だったら、別に今の賃貸生活に大きな不満があるわけじゃないし、
このまま賃貸でいいかってことになる。


一方で、こういう仕事をしていますから、家づくりの魅力も知っています。
ほかの買い物やレジャーでは絶対得られない「楽しさ」と「豊かさ」がある。


暮らしを「住まい」というカタチにする、サイコーのエンターテイメント。
家の規模や金額ではなくて、「心もち」次第で、どんどん楽しく、豊かになる。
一生に一度は経験したいこと。


建築雑誌の編集者としては、躊躇する今の世代に「家づくりの魅力」を伝えるために、何ができるか。真剣に考えなくては。


その前に自分が家を建てるべき?
この仕事してたら、ほとんど家にいないんだもの。まだまだ先かな

2011/10/07

こういうの好き


小さな女の子のいるおうちにおじゃましたときの写真です。


明るい陽射しが差し込む階段
階段の手すりの小さな黒い点、見えますか?



ちょっと近づきます
分かります?
遠慮がちに何かが書かれています


なんでしょう?


もっと近づきます。



!!!


小さな小さなアンパンマンが
すごく控え目に、でもしっかり書かれていました。


きっとお茶目な女の子に違いありません。



2011/10/06

言いたいけど言えない

今日、うれしいことがありました。

あるマンガ家の事務所から、人気キャラクターの使用許可をいただきました。

何かって?

うーん、すごく言いたいけど今はないしょです。

次のビルダーズの表紙は、あの人気キャラクターが登場しますよ。

ふふふ

お楽しみに!!!

2011/10/03

ビルダーズ絶好調でした!

先週は、ビルダーズにとって年行事でもある
ジャパンホーム&ビルディングショーでした。


建築知識が出展するのは、これで4回目です
今年は、さわやかに水色♪


ブース内で開催している建築実務セミナーとも大盛況。

たくさんの方に足を運んでいただきました。


さて、ビルダーズの売れ行きはどうだったでしょうか・・・?



ふふふ。


 
1日目に最新号が完売!


なんと04号(2/27発売)も!
外観デザインを特集した、04号はどこのイベント会場でもよく売れます。


あわてて、追加を手配しました。


また、今回はミニ展示スペースを設けて、ビルダーズも参加しているhope&homeの展示を行いました。




そして今年は、これまでのジャパンホームショーではなかった
ありがたい出来事が2回もありました。


なんでしょう・・・?


それは・・・



「最近、ブログの更新をさぼっていますね」


!!!!


 
ブースを訪れたお客さま2人からのご指摘・・・


日本ボレイトの浅葉さん
ピカっと光る明るいオーラ(笑)

そのわけが分かりました。社長の扱っているホウ酸の防蟻剤が、9月に日本木材保存協会の認定薬剤に認定されたそうです。


もう一人は、フォワードハウジングソリューションズの岡田さん。
イベントやセミナー会場で、よく会う勉強熱心な方です。



このブログももうすぐ1年。もっと盛り上げていかなくてはいけませんね。


ご指摘ありがとうございました!


初心忘れることなかれ。こまめにアップしなくては。

2011/09/23

フラット35S

企画の相談をするため、住宅金融支援機構に行ってきました。

金利優遇1%。

衝撃の優遇率に、民間圧迫では?と騒がれるほどでしたが、
ちょうど1年前の今頃は、思うようにフラット35Sが利用されないーーと、
支援機構の方が嘆いていたのを覚えています。

ところが、今はフラット35の取扱い件数全体の9割がフラット35Sだそうです。

そんな1%優遇は、今月で終了。
新たな優遇制度が補正予算案には組み込まれているようですが、どうなるのでしょうか・・・?

支援機構の人も、「分からない」との答え。

もしかしたら、耐震や省エネなどの条件付きになるかもしれないねぇとも言っていましたが、あくまで個人の憶測です。

11月には結果が出ていると思われます。
はい、次号11/27発売号にギリギリ間に合います・・・。


ちなみに支援機構の方が、「フラット35Sのローンシュミレーションをぜひ使ってほしい!」と言っていたので紹介します。まだ、使ったことのない方、ぜひどうぞ。

↓↓↓




★すっかり秋になりました。空が気持ちいい!

2011/09/20

Forward to 1985 大集会

土曜日に名古屋で開催された「Forward to 1985」の大集会に参加しました。全国から総勢500名以上が集まりました。みなさんのエネルギー問題への意識の高さがうかがわれます。


会場は立ち見も出るほどの盛況ぶり
全社員で参加している工務店も少なくありません。


家庭で省エネ&節電をがんばって、電力消費量を今の半分にしよう。そうすれば、節電対策などで産業(経済)を停滞させなくても、原発を今の半分にできる。詳細はhttp://to1985.net/


野池さんの提唱した、このメッセージに多くの人が賛同しています。著名人からの応援メッセージも多数届き、会場内で読み上げられました。


私が思わず、その応援メッセージにシャッターを押してしまったのは・・・


もったいないという気持ちは大事だと思う。
すべてのエネルギーはもったいない。
ちゃんと使えば、未来は見えてくると思います。
がんばりましょう!



♪バンザーイ!好きでよかった~♪
のトータス松本さん


すいません、個人的に好きな曲なんです(笑)



最後は、参加者全員で大会宣言。


『東日本大震災、福島原発事故を深く心に刻み、できるだけ早く、豊かで、人間的な、究極の省エネルギー社会をつくるために、2025年頃までに日本の家庭部門のエネルギー消費量と電力消費量を半分にすることをめざし、ここに集まった人のすべてが、自分にできることを考え、実践していくことを近い、それを宣言します 2011年9月17日』


この大会が、数年後には大きな国民運動へと発展し、原発に頼らない、豊かな暮らしをつくりあげる大きな力となりますように。


★Forward to 1985を一般の方々にも広げていくために、今、野池さんと本づくりを進めています。制作期間は1カ月を切りました。がんばらなくちゃ。

2011/09/18

素材巡礼 5回目


半年ぶりの素材巡礼企画。1泊2日のツアーで27名の参加です。
今回のテーマは、シラス壁。シラスの採取場&工場がある、宮崎県都城市を訪れました。




早速、のどかな田園の風景のなかに白い崖を発見。


近づいてみると・・・



シラス層!!!


シラスは、今から2万5千年前に起こった大噴火の際の、火砕流の堆積物。鹿児島県の半分と宮崎県の2割が、いわゆるこのシラス台地です。なかでも、山田町のシラスは、内外装材に適した良質なシラスとのこと。



いつかなくなりませんか?



「あと1000年分はある」
(by 高千穂シラス)



シラス壁の工場は想像以上に、アナログでした。よく見ると、篩(ふるい)機は畜産業で使われていたサイロを再利用したものだったり、人がざるをもってふるっていたり・・・。
★工場の様子は、次号のビルダーズ07号で紹介します。

工場では、地元の農家の方々が、稲作や畑作の合間に働きます。地元でとれた素材を、地元の人の手で「建材にする」。シラス壁は、この土地にしかない、まさにご当地建材なんですね。



写真は、工場内で行われた施工実演の様子

工場見学の後は、伊礼さん×ベガハウスの大迫さんの講演



伊礼さんの設計をTTP(徹底的にパクる)したベガハウスさん。



でも、どうやって身につけたのでしょうか?



その大きなカギを握っているのが「ショーホーム」。


ショーホーム? 


ショールームでもモデルハウスでもありません。


なんと、ショーホームはお客さんの家。


ベガハウスがやりたいことを挑戦させてもらうかわりに、価格を抑えます。さらに竣工後、1年間をモデルハウスとして使わせてもらいます。こうして、ベガハウスは伊礼さんの設計から学んだことを、実例で実践できたのです。
★ベガハウスのショーホームについても、ビルダーズ07号で解説する予定です。




そうそう、もちろんありましたよ。お約束の懇親会。
 


宮崎地鶏づくし。
絞めたて(!)を味わう、鶏刺し盛り合わせ
手前右から2番目は、なんと卵管!!
ホタテのような、いくらのような、とてもクリーミーでおいしかった。




そして今回、今までの素材巡礼ツアーと最も違ったことがあります。



それは・・・



参加者のなかにビルダーズの定期購読者が、いっぱいいたこと!

すごくうれしかったです(涙)


★九州では美人のことを、べっぴん。九州では、べっ〇ん編集長・・・?すいません、こんなこと言っていると、いよいよ苦情がきますね(笑)

★素材巡礼ツアーを多くの方がレポートしてくれています。
高千穂シラスさんのブログ
ベガハウス大迫さんのブログ
楽しい家さんのブログ
三友工務店さんのブログ
ビルテックさんのブログ


2011/09/11

Forward to 1985


1985年、私は小学4年生、10歳です。

家には、電子レンジもエアコンもありませんでした。テレビは居間に1台。もちろんパソコンもないし、ラジオやラジカセは電池式。

夏は窓全開、暑かったら水風呂に入って、扇風機のそばにいく。
冬はこたつと石油ストーブ、あとは・・・「体を動かせば寒くない」 。

エコや省エネなんていう言葉は、きっと大人でも知らなかったんじゃないかな。

そんな1985年の電力消費量なら・・・


「原子力発電は今の半分ですむ」


そんな計算をした人がいます。


オヤジのアイドル野池政宏氏。
「Forward to 1985」というプロジェクトを立ち上げました。
ビルダーズもこの運動を応援しています!


詳細は、公式ホームページがあります。
↓ ↓ ↓


「この国のこれからを考えよう」


9月17日にForward to 1985 大集会が開催されます。
誰でも参加OK。500名近くが集まるそうです。


そうそう、参加者にはピンバッチがプレゼントされるそうです。
かわいい!
ほしい人は、ぜひ集会にご参加ください(笑)



原発には反対。すぐになくせとは言わないけれど、原発に頼らない社会にするために、建築にできることをしっかり追求していきたいと思います!

2011/09/07

たったの2枚だけ

旅先でデジカメの充電がなくなり、十年ぶりくらいに使い捨てカメラを買いました。

高校から大学にかけて、女子の必需品でした!
プリクラが流行るちょっと前。

フィルムをジリジリ巻く → カメラをのぞいて撮る → 残りの枚数チェック


昔は当たり前だった操作も、とまどいます。
撮影後の画像チェックも、削除ももちろんできない。
フィルム残数も限られているから、撮り直しもやみくもにできない。
1枚1枚、丁寧にシャッターを押します。


旅行から帰って、早速、現像に出しにいく。
写真ができあがるのを待つ、あのワクワク感、これは久しぶり。
なかなか楽しかったです。


現像代は1枚37円。高いッ
需要がないからしょうがないとはいえ、ちょっとびっくり。


でも、もっとびっくりしたのは・・・・


びっくりしたのは・・・・


なんと・・・


現像した29枚中・・・・


まともに撮れている写真が・・・


たったの2枚だけ!!!!!(泣)


残りは・・・
真っ暗で何が映っているか判別できない 
水平がとれていない
人が小さ過ぎる
目をつぶってしまっている
etc.

日頃、いかにデジカメに助けられているかを思い知らされました。
それともデジカメに頼りすぎて、カメラの撮影能力が衰えてしまったのか・・・。

2011/09/05

7月の着工21%増


国土交通省発表(2011年8月31日)

昨年(青)や一昨年(紫)よりも、7月の着工数はかなり増えています。ただ、この伸びは住宅エコポイントの駆け込み需要でしょうから、単純に「市場の回復~♪」と楽観できるものではありません。

フラット35Sの1%金利優遇の申請期限も9月末に前倒しされ、 この駆け込み需要も下支えしているのでしょうね。

でも、その後は・・・。

フラット35の金利優遇は、継続が検討されていますが、金利の引き下げ幅は小さくなる模様。最低でも0.3%の優遇は残すといわれているようですが・・・。

来年度の国の経済対策が気になるところです。


ちなみにローンといえば、ネット銀行や信託銀行が台頭し、低金利競争が激化していますね。変動金利型ですが、年1%を割り込む商品も出てきています。
この辺の話を次の号でちゃんとまとめてみようかとただいま検討中。

2011/09/02

ビルダーズ in 名古屋

名古屋の高島屋の中にある三省堂で、建築入門フェアを展開しています。

ビルダーズのバックナンバーが勢ぞろい


なんと! ここでビルダーズの売上げが絶好調との報告がありました。うれしー♪



ビルダーズは、出版業界が非常に厳しい状況のなかで創刊しました。とりわけ雑誌は、廃刊休刊が相次ぎ、大手広告代理店からも「え?本当に創刊ですか?(休刊でなくて?)」と聞き返されたほど。

おかげさまで新雑誌のわりに順調な売行きでありますが、正直言うと決して「売れています!」と胸を張っていえるほどではないんです・・・。

ですから2年目になる今年、会社から与えられた使命は、「販売売上げをもっとのばすこと」。

そのためには・・・

①読みたくなる内容にすること(買ってもらうために)
②雑誌の発売日を知ってもらうこと(本屋さんに足を運んでもらうために)
③本屋さんで売上実績をつくること(本屋さんに積極的に売ってもらうために)

この3つすべてをがんばらなくてはなりません。

特に③はよい方法が見いだせず、攻めあぐねていたところだったので、今回の名古屋での実績は、私にとってすごく勇気づけられるものでした。


今後、特に地方都市の本屋さんを中心に、ビルダーズのバックナンバーを展開する機会を増やしていけたらと思っています。次はどこがいいのかな。

2011/09/01

今日は始業式

昨日まで夏休みをいただいていました。1週間のリフレッシュ。
その間にビルダーズ06号が発売されました!

全国書店で発売中























さて、今日から07号に向けて始動です。9月はイベントがいっぱい。
気合を入れて、がんばりますッ


★ビルダーズが参加している住宅系雑誌復興支援プロジェクト「hope&home」の3回目の打ち合わせがありました(キックオフミーティングの様子はこちら)。アトリエ天工人の山下さんを向かえ、被災地にトレーラーハウスを送るモバイル・すまいるプロジェクトについてお聞きしました。

トレーラーハウスの模型









その内容をhope&homeブログにアップしましたので、ぜひこちらものぞいてみてください。

2011/08/23

愛される雑誌を目指して

原稿を印刷所に入れてから、発売日までの1週間くらいが最も穏やかに時間が流れています。

それでも、あと3日で発売日(8/27)。
今回は、いつも以上に緊張します。

というのも、おこがましくも「巻頭編集」を一番最初に設けたからです。

















編集後記ならぬ編集巻頭。「前号から今号までに考えたこと」を書いています。



このページを設けることになったきっかけは、あるカリスマ工務店の社長がビルダーズを見て言った一言。


「この雑誌の理念は何だ?」


理念・・・



「どんな理念のもと、どんな人間がつくっているのかをもっと見せるべき」


どんな人間がつくっているのかを見せる・・・


コンセプトをもってつくっていることは確かですが、
正直に言えば、それを理念として誌面の巻頭にかかげるほど
自分に自信がもてない・・・・。

でも、自分がどんなことを考えて、雑誌をつくっているかを、
ちゃんと記事に起こして伝えていくというのは、
読者の皆さんに誠意を見せるという意味でも、
自分(&スタッフ)を正す意味でも、
そしてじんわりと「理念」(らしいもの)を伝えていくという意味でも、
とても大切なことではないかと考えました。

ということで、1ページ。
若輩者ゆえ、つたない文章ではありますが、
自分が考えたことを素直な気持ちでまとめています。

気がついたときにでも、ちらっと見ていただければうれしいです。

もちろん、ご意見(お叱りも含め)大歓迎です。ぜひこのブログにコメントでも何でもお寄せください。

2011/08/22

TTP(徹底的にパクる!!!)

TTPで一躍有名になった(?)、鹿児島のベガハウスさんを紹介しましょう。
平均年齢34歳という、若さ溢れる工務店です。

最近、その成長ぶりに多くのプロが注目しています。

数年前までハウスメーカーの施工会社だったという同社が、なぜ・・・?

成長の理由はたくさんありますが、そのなかの1つに「TTP」があります。

そう、Tettei Tekini Pakuru!!! 聞いてびっくり。

建築家・伊礼氏の設計をとにかくパクったというのです。


ベガハウスの設計・施工の住宅を見てみると・・・















佇まい、似ています。
植栽をきれいに配しているあたり、伊礼さんの教えが垣間見えます。

















1坪玄関+ベンチ
(詳細はビルダーズ05の伊礼さんのページを参照ください)


 















階段下にとってもかわいい小さな居場所を発見。


  















小窓を開けるとキッチンが見えます。
















ダイニングの天井は2200㎜。
設計した大迫さんの身長は175㎝くらい















さっきの小さな居場所の反対側にもデスクコーナー。
















ダイニングテーブルの脇に配膳台が。
これいいですね!使い勝手がよさそうです。
















お皿もしまえます。














リビングは畳。ここは吹き抜け。
















窓際ベンチ。居場所を散りばめるという伊礼式のポイントをちゃんと抑えています。
















軒も低く低く


















洗面所は私が個人的に気に入った場所
















なんと鏡を開けると窓が!
自然光のもとでお化粧ができますね。これ大事。

















脇には壁厚を利用した棚が。
これも伊礼式ですね。




こんなにも堂々とTTP・・・!?

ところが、パクられた伊礼さんもニコニコうれしそう。
ベガハウスの実力を認めています。

伊礼さんがベガハウスで設計したのは、大迫氏の自邸1件のみ。

うーん、伊礼さんとベガハウスの不思議な関係。
気になります。

ということで、伊礼さん×大迫さんのコラボセミナーを企画しました!
伊礼さんお気に入りのシラス壁(伊礼色)の採取場や加工場を見学するツアーと同時開催。

こんな盛りだくさん企画は、ビルダーズのほかにありませんよー。
ぜひ素材巡礼ツアーにご参加ください!!