2011/10/12

マイホームを「購入したい」が半分以下


持ち家志向に関する、気になる記事がありました。

2011年10月10日日経新聞


持ち家をもっていない20~50代の男女1000人を対象にした調査結果が紹介されていました。

将来マイホームを購入したい 44%
購入したくない  20%
分からない 36%

購入したい理由のトップは、「高齢になったときに安心」
購入したくない理由のトップは、「賃貸のほうが住み替えやすい」


この記事の中で、私が一番気になったのは・・・

(以下、抜粋)
“「購入したくない」と答えた人に、「ローンの不安がなければどうか」と聞くと、「それでも買いたくない」という人が59%に達した。マイホームをもつという喜びは万人共通ではなくなりつつある。「持たない身軽さ」を心地よく感じる人はこれからも増えていくのかもしれない”


「持たない身軽さ」
まさにシンプルがかっこいい、断捨離世代のライフスタイル。

私も賃貸生活ですから、すごく分かります。

家ってもったら、なんかたいへんそう・・・。
高額使って失敗できないし・・・。
ほかにもお金使いたいし・・・。
一生、そこに住まなくちゃいけないのもなぁ・・・。
無理したくないし・・・。

お金の不安を取り除いても、「持ち家」をもつことの重圧につぶされそうになる。

家をもっていることがすごいんじゃなくて、自分らしい暮らしをしていることが大事。


だったら、別に今の賃貸生活に大きな不満があるわけじゃないし、
このまま賃貸でいいかってことになる。


一方で、こういう仕事をしていますから、家づくりの魅力も知っています。
ほかの買い物やレジャーでは絶対得られない「楽しさ」と「豊かさ」がある。


暮らしを「住まい」というカタチにする、サイコーのエンターテイメント。
家の規模や金額ではなくて、「心もち」次第で、どんどん楽しく、豊かになる。
一生に一度は経験したいこと。


建築雑誌の編集者としては、躊躇する今の世代に「家づくりの魅力」を伝えるために、何ができるか。真剣に考えなくては。


その前に自分が家を建てるべき?
この仕事してたら、ほとんど家にいないんだもの。まだまだ先かな

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