2011/09/23

フラット35S

企画の相談をするため、住宅金融支援機構に行ってきました。

金利優遇1%。

衝撃の優遇率に、民間圧迫では?と騒がれるほどでしたが、
ちょうど1年前の今頃は、思うようにフラット35Sが利用されないーーと、
支援機構の方が嘆いていたのを覚えています。

ところが、今はフラット35の取扱い件数全体の9割がフラット35Sだそうです。

そんな1%優遇は、今月で終了。
新たな優遇制度が補正予算案には組み込まれているようですが、どうなるのでしょうか・・・?

支援機構の人も、「分からない」との答え。

もしかしたら、耐震や省エネなどの条件付きになるかもしれないねぇとも言っていましたが、あくまで個人の憶測です。

11月には結果が出ていると思われます。
はい、次号11/27発売号にギリギリ間に合います・・・。


ちなみに支援機構の方が、「フラット35Sのローンシュミレーションをぜひ使ってほしい!」と言っていたので紹介します。まだ、使ったことのない方、ぜひどうぞ。

↓↓↓




★すっかり秋になりました。空が気持ちいい!

2011/09/20

Forward to 1985 大集会

土曜日に名古屋で開催された「Forward to 1985」の大集会に参加しました。全国から総勢500名以上が集まりました。みなさんのエネルギー問題への意識の高さがうかがわれます。


会場は立ち見も出るほどの盛況ぶり
全社員で参加している工務店も少なくありません。


家庭で省エネ&節電をがんばって、電力消費量を今の半分にしよう。そうすれば、節電対策などで産業(経済)を停滞させなくても、原発を今の半分にできる。詳細はhttp://to1985.net/


野池さんの提唱した、このメッセージに多くの人が賛同しています。著名人からの応援メッセージも多数届き、会場内で読み上げられました。


私が思わず、その応援メッセージにシャッターを押してしまったのは・・・


もったいないという気持ちは大事だと思う。
すべてのエネルギーはもったいない。
ちゃんと使えば、未来は見えてくると思います。
がんばりましょう!



♪バンザーイ!好きでよかった~♪
のトータス松本さん


すいません、個人的に好きな曲なんです(笑)



最後は、参加者全員で大会宣言。


『東日本大震災、福島原発事故を深く心に刻み、できるだけ早く、豊かで、人間的な、究極の省エネルギー社会をつくるために、2025年頃までに日本の家庭部門のエネルギー消費量と電力消費量を半分にすることをめざし、ここに集まった人のすべてが、自分にできることを考え、実践していくことを近い、それを宣言します 2011年9月17日』


この大会が、数年後には大きな国民運動へと発展し、原発に頼らない、豊かな暮らしをつくりあげる大きな力となりますように。


★Forward to 1985を一般の方々にも広げていくために、今、野池さんと本づくりを進めています。制作期間は1カ月を切りました。がんばらなくちゃ。

2011/09/18

素材巡礼 5回目


半年ぶりの素材巡礼企画。1泊2日のツアーで27名の参加です。
今回のテーマは、シラス壁。シラスの採取場&工場がある、宮崎県都城市を訪れました。




早速、のどかな田園の風景のなかに白い崖を発見。


近づいてみると・・・



シラス層!!!


シラスは、今から2万5千年前に起こった大噴火の際の、火砕流の堆積物。鹿児島県の半分と宮崎県の2割が、いわゆるこのシラス台地です。なかでも、山田町のシラスは、内外装材に適した良質なシラスとのこと。



いつかなくなりませんか?



「あと1000年分はある」
(by 高千穂シラス)



シラス壁の工場は想像以上に、アナログでした。よく見ると、篩(ふるい)機は畜産業で使われていたサイロを再利用したものだったり、人がざるをもってふるっていたり・・・。
★工場の様子は、次号のビルダーズ07号で紹介します。

工場では、地元の農家の方々が、稲作や畑作の合間に働きます。地元でとれた素材を、地元の人の手で「建材にする」。シラス壁は、この土地にしかない、まさにご当地建材なんですね。



写真は、工場内で行われた施工実演の様子

工場見学の後は、伊礼さん×ベガハウスの大迫さんの講演



伊礼さんの設計をTTP(徹底的にパクる)したベガハウスさん。



でも、どうやって身につけたのでしょうか?



その大きなカギを握っているのが「ショーホーム」。


ショーホーム? 


ショールームでもモデルハウスでもありません。


なんと、ショーホームはお客さんの家。


ベガハウスがやりたいことを挑戦させてもらうかわりに、価格を抑えます。さらに竣工後、1年間をモデルハウスとして使わせてもらいます。こうして、ベガハウスは伊礼さんの設計から学んだことを、実例で実践できたのです。
★ベガハウスのショーホームについても、ビルダーズ07号で解説する予定です。




そうそう、もちろんありましたよ。お約束の懇親会。
 


宮崎地鶏づくし。
絞めたて(!)を味わう、鶏刺し盛り合わせ
手前右から2番目は、なんと卵管!!
ホタテのような、いくらのような、とてもクリーミーでおいしかった。




そして今回、今までの素材巡礼ツアーと最も違ったことがあります。



それは・・・



参加者のなかにビルダーズの定期購読者が、いっぱいいたこと!

すごくうれしかったです(涙)


★九州では美人のことを、べっぴん。九州では、べっ〇ん編集長・・・?すいません、こんなこと言っていると、いよいよ苦情がきますね(笑)

★素材巡礼ツアーを多くの方がレポートしてくれています。
高千穂シラスさんのブログ
ベガハウス大迫さんのブログ
楽しい家さんのブログ
三友工務店さんのブログ
ビルテックさんのブログ


2011/09/11

Forward to 1985


1985年、私は小学4年生、10歳です。

家には、電子レンジもエアコンもありませんでした。テレビは居間に1台。もちろんパソコンもないし、ラジオやラジカセは電池式。

夏は窓全開、暑かったら水風呂に入って、扇風機のそばにいく。
冬はこたつと石油ストーブ、あとは・・・「体を動かせば寒くない」 。

エコや省エネなんていう言葉は、きっと大人でも知らなかったんじゃないかな。

そんな1985年の電力消費量なら・・・


「原子力発電は今の半分ですむ」


そんな計算をした人がいます。


オヤジのアイドル野池政宏氏。
「Forward to 1985」というプロジェクトを立ち上げました。
ビルダーズもこの運動を応援しています!


詳細は、公式ホームページがあります。
↓ ↓ ↓


「この国のこれからを考えよう」


9月17日にForward to 1985 大集会が開催されます。
誰でも参加OK。500名近くが集まるそうです。


そうそう、参加者にはピンバッチがプレゼントされるそうです。
かわいい!
ほしい人は、ぜひ集会にご参加ください(笑)



原発には反対。すぐになくせとは言わないけれど、原発に頼らない社会にするために、建築にできることをしっかり追求していきたいと思います!

2011/09/07

たったの2枚だけ

旅先でデジカメの充電がなくなり、十年ぶりくらいに使い捨てカメラを買いました。

高校から大学にかけて、女子の必需品でした!
プリクラが流行るちょっと前。

フィルムをジリジリ巻く → カメラをのぞいて撮る → 残りの枚数チェック


昔は当たり前だった操作も、とまどいます。
撮影後の画像チェックも、削除ももちろんできない。
フィルム残数も限られているから、撮り直しもやみくもにできない。
1枚1枚、丁寧にシャッターを押します。


旅行から帰って、早速、現像に出しにいく。
写真ができあがるのを待つ、あのワクワク感、これは久しぶり。
なかなか楽しかったです。


現像代は1枚37円。高いッ
需要がないからしょうがないとはいえ、ちょっとびっくり。


でも、もっとびっくりしたのは・・・・


びっくりしたのは・・・・


なんと・・・


現像した29枚中・・・・


まともに撮れている写真が・・・


たったの2枚だけ!!!!!(泣)


残りは・・・
真っ暗で何が映っているか判別できない 
水平がとれていない
人が小さ過ぎる
目をつぶってしまっている
etc.

日頃、いかにデジカメに助けられているかを思い知らされました。
それともデジカメに頼りすぎて、カメラの撮影能力が衰えてしまったのか・・・。

2011/09/05

7月の着工21%増


国土交通省発表(2011年8月31日)

昨年(青)や一昨年(紫)よりも、7月の着工数はかなり増えています。ただ、この伸びは住宅エコポイントの駆け込み需要でしょうから、単純に「市場の回復~♪」と楽観できるものではありません。

フラット35Sの1%金利優遇の申請期限も9月末に前倒しされ、 この駆け込み需要も下支えしているのでしょうね。

でも、その後は・・・。

フラット35の金利優遇は、継続が検討されていますが、金利の引き下げ幅は小さくなる模様。最低でも0.3%の優遇は残すといわれているようですが・・・。

来年度の国の経済対策が気になるところです。


ちなみにローンといえば、ネット銀行や信託銀行が台頭し、低金利競争が激化していますね。変動金利型ですが、年1%を割り込む商品も出てきています。
この辺の話を次の号でちゃんとまとめてみようかとただいま検討中。

2011/09/02

ビルダーズ in 名古屋

名古屋の高島屋の中にある三省堂で、建築入門フェアを展開しています。

ビルダーズのバックナンバーが勢ぞろい


なんと! ここでビルダーズの売上げが絶好調との報告がありました。うれしー♪



ビルダーズは、出版業界が非常に厳しい状況のなかで創刊しました。とりわけ雑誌は、廃刊休刊が相次ぎ、大手広告代理店からも「え?本当に創刊ですか?(休刊でなくて?)」と聞き返されたほど。

おかげさまで新雑誌のわりに順調な売行きでありますが、正直言うと決して「売れています!」と胸を張っていえるほどではないんです・・・。

ですから2年目になる今年、会社から与えられた使命は、「販売売上げをもっとのばすこと」。

そのためには・・・

①読みたくなる内容にすること(買ってもらうために)
②雑誌の発売日を知ってもらうこと(本屋さんに足を運んでもらうために)
③本屋さんで売上実績をつくること(本屋さんに積極的に売ってもらうために)

この3つすべてをがんばらなくてはなりません。

特に③はよい方法が見いだせず、攻めあぐねていたところだったので、今回の名古屋での実績は、私にとってすごく勇気づけられるものでした。


今後、特に地方都市の本屋さんを中心に、ビルダーズのバックナンバーを展開する機会を増やしていけたらと思っています。次はどこがいいのかな。

2011/09/01

今日は始業式

昨日まで夏休みをいただいていました。1週間のリフレッシュ。
その間にビルダーズ06号が発売されました!

全国書店で発売中























さて、今日から07号に向けて始動です。9月はイベントがいっぱい。
気合を入れて、がんばりますッ


★ビルダーズが参加している住宅系雑誌復興支援プロジェクト「hope&home」の3回目の打ち合わせがありました(キックオフミーティングの様子はこちら)。アトリエ天工人の山下さんを向かえ、被災地にトレーラーハウスを送るモバイル・すまいるプロジェクトについてお聞きしました。

トレーラーハウスの模型









その内容をhope&homeブログにアップしましたので、ぜひこちらものぞいてみてください。