2013/04/25

1/2サイズの住宅

 
グランフロント大阪にMUJIの家の1/2サイズ模型が
展示されると聞き、取材に行ってきました。



 あまり見たことのないサイズなので、みな興味深々。



これは私の目線の高さ。ちょうど2階を見渡せるくらいです。



スケールは美人なスタッフさんでどうぞ(笑)



玄関ドアの向こうには、1/2サイズのスリッパ
かわいいッ



意外と苦労したのが、鍵やレバーハンドルだそう


バルコニーと外壁の取合い部分もきれいです




キッチンとダイニング。
写真で見ると実物と言っても分かりません



人が入ると分かりますね
写真はスタッフの方。一般の方は中には入れません。




小さな窓をのぞくと1/2サイズのトイレ。
トイレットペーパーも1/2。
 




 ネコも1/2?
  



1/2とはいえ、大工さんが建てており、
構造もしっかりしたミニ住宅になっています。

MUJIの家はSE構法。
広い空間や、吹抜けによる上下のつながりを
より多くの人に体感してもらうために、
1/2の模型をつくったそうです。



こんな感じ(笑)





住宅展示場や、完成見学会は、「家を建てたい人」が集まりますが、グランフロント大阪のような複合施設には、OLや若者など家を建てることを考えていない人もたくさんいます。



スマホの世界が「自分の空間」になりつつある若者。




彼らに実際の「家」や「空間」の魅力を伝えるには、
どうしたらよい?




リアルな「自分の空間づくり」にも目を向けて!



この1/2サイズの住宅は、リアルではないけど、
そんなメッセージが伝わってきます。



そうそう、空間だけではありません。
照明で「夏」と「冬」の正午の光の入り方を表現しています。



夏は、軒があるから部屋まで光が入ってきません



冬は、縁側全体がぽかぽか


部屋の奥まで光が入ります



値札もちゃんとありました。




家を建てる人への啓蒙もたいへんなのに、大衆の潜在意識に「空間をもっと楽しもうよ!」って訴えることは決して簡単ではありません。家を建てるつもりもない若者に、専門家が話そうと思って近づけば、すぐに「うざい」と言って逃げていってしまうでしょう。


大衆の潜在意識に働きかける


ビルダーズは、「日本の住宅文化のボトムアップ」がコンセプト。このような取り組みは、それがたとえ家を売るための宣伝活動の手段だとしても、うれしく思うのです。



★ちなみにグランフロント大阪の
ショーウィンドウのマネキンは・・・














1/2ではなく、リアルでした!








2013/04/12

お宅訪問

建て主さんの取材に行ってきました。
 
 
1件目の建て主さんの家

あれです、あれ。
 
 
 
 
玄関がとても素敵な家でした。
東から光が差し込む明るい空間には、
センスのよい植物が並べられています
 
 
でも、実は・・・
 
フェイクとのこと。
 
よくできています。
 
 
 
 
2件目のお宅もダイニングの窓から
差し込む光がとてもきれいでした
 
 
カメラマンは、
 
男前大工を撮影した渡辺慎一さん
ダイニング横の和室を撮影中
 
 
 
でも、このお宅が何よりもステキだったのは・・・
 
 
写真をよく見てください・・・
 
 
なんと!!!!! 
とっても限られた場所でしか配っていない
ビルダーズのダイジェスト版がニッチ棚に!!!
 
 
 
思わず目を疑いました。
 
 
 
撮影のために置いたわけではありませんよ。
 
 
 
 
建て主さんに聞いたところ、
近くの複合施設で配布されていたのだとか。
 
 
理由は分かりませんが、ありがたいことです。
 
 
1年前に配布したダイジェスト版が、今でもこうしてどこかのお宅に残っているかもしれないと思うと、決していい加減なものはつくれない、と改めて実感しました。
 
 
 
★3月に開催した建築知識700号記念イベントのアンケートの中で「美人編集長のブログが更新されていない!」とのお叱りの言葉をいただきました。ありがとうございます。そして、ごめんなさい。スタッフからも、取材先でも、みなに「更新しろー」と言われます。 春になったことですし、がんばります!


2013/03/04

はじめての青森




出張で青森に行ってきました。


 

空いた時間で青森県立美術館に寄り道。 


雪景色の中に埋もれるようにして建つ白い美術館。
設計は青木淳さんです(2006年竣工)。

 
隣の「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から
着想を得て、設計されたとのこと。


白く塗られた煉瓦の外壁が雪と同化しています。
 

館内も真っ白。
まるで雪の中にいるかのよう。
 

呼称「あおもり犬」は、弘前生まれの奈良美智の作品
雪のベレー帽をかぶっています。
 
 
 
自販機もベレー帽
 
 
 

青森をヨロシクッ