2012/01/24

スマート化



最近、スマートという言葉が飛び交っています。



スマートと言えば昔は・・・、



細くておしゃれな子を
「あの子はスマートだから、なんでも似合うね」

あるいは

気配りができる男性を
「あの人って何やってもスマートだよね」


なーんて使い方をしていました。

でも、今はちょっと違うようです。


代表的なものが、そう、「スマートフォン」
(まだ、もっていません)


自動車メーカーのテレビCMでは、「スマートストップ」
(自動アイドリングストップのことのようです)


そして、昨日の新聞では・・・



東電がスマートメーターなるものを、1700万世帯に導入するらしい。

2012年1月22日日本経済新聞


スマートメーターとは、使用電力をリアルタイムで把握する電力計。これを導入することで、電力供給側が需要を把握できるため、需給のバランスがとりやすくなる。自然エネルギーなどが活用しやすくなると言われています。
私たちにとっては、電気料金や電気使用量がリアルタイムで知ることができる、というほかに、家電製品(HEMS対応)とつないで使用電力を制御したりできるようになるらしい。

欧米ではすでに設置が進んでいて、イタリアとスウェーデンは、ほぼ全戸に設置が済んでいるとか。日本でも国が普及を進めています。東電は、平成18年度までに管轄の全家庭に設置すると発表。


へー、なんて思っていたら、
今日取材に行ったジャパン建材では、「スマートハウス」が話題に。


同社のサポートセンターが開催しているHEMS(Home Energy Management System)などの研修会に工務店や電気工事会社がかなり集まるそうですよ。地域のパワービルダーからモデルハウスをスマートハウス化する相談も増えているとのこと。


スマートハウスかぁ・・・


まだ、ピンとこないものの、スマートフォンのように
あっという間に当たり前になるのかもしれません。


今年は、どうやら日本中が「スマートブーム」になりそうですね。


ということで、今日、ビルダーズ08号(2/27発売)の巻頭特集でスマートハウスをやることに決めました。「スマートハウスハ、ホントニクルノカ???」



そうそう、スマートの本当の意味を忘れないように。

賢い、 利口な、〈演説・答弁などが〉才気のある、 機知に富んだ、 効果的な、(取引などで)抜け目のない 『goo辞書』より




2012/01/19

小笠原伯爵邸

友人の結婚式で小笠原伯爵邸(東京都新宿区)に行ってきました。
いつか食事してみたい・・・と思っていた、憧れの建物です。


高級スペイン料理レストラン・小笠原伯爵邸
手前の鉄製キャノピーがかかっているのが主玄関。レストランの入口。
その向こうに見える家族用の内玄関は、今は喫茶室の入口です。



なんとも言えない趣があるベージュの外観。
年月とともに「地球になじんだ」建物の色。



旧小笠原邸は、1927年に伯爵・小笠原長幹の自邸として建てられました。コンクリート2階建て(地下1階)で、パティオがあるロの字型のスパニッシュ様式。設計は、戦前の最大手設計事務所の曾禰中條建築事務所です。


小笠原伯爵邸の最大の見所は、イスラム風のインテリアがあしらわれたシガールーム。コーヒーや煙草を楽しむ部屋として使われていました。

なんてステキな喫煙ルーム。
このときばかりは、喫煙者がうらやましかったです。



この建物、実は東京都が「歴史的建造物として相応しい活用を条件」に民間へ貸し出しているものです(PFI事業・民間資本等活用事業といいます)。

貸付条件は、とても厳しい内容。

・貸付期間は修復工事に加え10年以内。
・修復工事費用は、借受者が全額負担。
・修復工事は、東京都の指示する基準を上回るグレードで行う
・返還時は「修復工事終了後に都の検査に合格した時の状態にして返還」

などなど。

これらの条件をのんで、保存活用に手を挙げた民間企業は3社のみだったそう。


この3社の中から、借り手に選ばれたのが現オーナーで「インターナショナル青和」の社長・竹内秀夫氏。東京の表参道でも洋館を改装したカフェを経営しています。


竹内氏が、改修にあたってかかげた方針は・・・


「使えるものは捨てない」


修復ではなく、修繕を。


 新しい材料で復元するのではなく、
今あるものを直して使う。


お金をかけずに、手間をかける。


こうした竹内氏の意識の高さが、小笠原邸の保存再生を成功させたのでしょうね。

 それでも工事費用は、推定5億とも3億ともいわれています。建物の価値をどこまで経済的な価値として利用できるのか。



2002年にオープンして、今年10年目を迎えます。


 インターナショナル青和は、利益を出すことができたのでしょうか?


それより小笠原伯爵邸は、どうなるのでしょう?


東京都に返還されるのでしょうか?




気になることがいっぱい。
インタビュー申し込んでみようかな・・・?




 写真があまり撮れなかったので、気になる方はホームページへどうぞ。

↓↓↓




★そうそう、お料理もすごくおいしかったですよ。

デザートはホワイトチョコレートのフォンデュ♪


ちょこっとデザートもいっぱい♪

え? 太ったのにいいのかって?
がまんしたら、それこそストレス太りしちゃいますから


2012/01/12

何度聞いても泣いてしまう

何度聞いても、涙がとまらない歌があります。

東日本大震災で両親とお姉ちゃんを亡くした、9歳の女の子。
祖父母の家に引き取られ、数か月。
亡くなった家族のことを話すことはあっても、涙をまったく見せない。


その泣かない女の子が、CDを流して一人繰り返して歌っている歌。


それは、西野カナさんの『君って』(作詞:西野カナ)でした。


♪ 
・・・君って 君って
泣いたりしないんだね
思い出してごらんよ
私は 私は
不器用だけど今は
すべてを受け止めたいから
ここにいるよ


(中略)

I will stay with you
たとえ何があっても
つまづいても 迷っても
Babe you know I will stay with you
どんな暗闇でも ちゃんと隣にいるから

君って 君って
泣いたりしないんだね
思い出してごらんよ
私は 私は
不器用だけど今は
すべてを受け止めたいから
ここにいるよ




テレビの向こうでしたが、彼女の寂しさが痛いほど伝わってきました。
9歳の小さな胸で家族の死をどのように受け止めているのか、
想像するだけでも心が痛みます。


彼女が、この歌を支えにして、いつか寂しさを乗り越えられますように。


震災からまもなく1年。


被災地では、いまだ悲しみや落胆が続いていることを心にとめておきたいです。

2012/01/10

明けましておめでとうございます


2012年がスタートしました。


今年は、ビルダーズが3年目を迎えます。
創刊したときに、「3年で結果を出す」と心に誓いました。


ビルダーズの「結果」って、何でしょう?


業界に愛される雑誌になること?


これは、私が勝手に決めた社訓ならぬ「誌訓」のようなもの。
結果ではありません。


そう、


雑誌づくりも仕事である以上、利益を出すことが「結果」です。



では、ビルダーズは利益が出ているか・・・?



さて、どうでしょう(笑)



儲かってはいませんよ。
くらいは言っておきましょう(笑)



ということで、スタッフ一同、
今年は今まで以上に気合を入れてがんばります。



本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



★クリスマスから年末年始にかけて、調子に乗りすぎました。3㎏太ってしまった。ウエストが5㎝も!!!ヤバイ、これが本当の曲がり角・・・!!!


4年前に買った『美人計画』(青春出版社刊)

「30代がラストチャンス!一生太らないからだを作る!」を改めて熟読。36歳になった今、4年前よりも記事の1つ1つが突き刺さる・・・


え・・・?雑誌のタイトル?
そこは、つっこまないでください(笑)