2011/07/27

仮設住宅でシックハウス

岩手県宮古市で仮設住宅に入居する高齢女性2人が、吐き気や頭痛などの症状を訴え、シックハウス症候群の疑いがあると診断されていたそうです。


資材不足のため、F☆☆☆☆でない断熱材や合板なども使用されていたと聞きます。仮設住宅の供給・建設をとおして、「日本の住宅産業」の問題点が本当にいろいろと見えてきます。

2011/07/26

ちょこっと工事

網戸1枚の交換から。
地域の住まい相談窓口として、がんばっている工務店さんがあると聞き、山梨県の竜王に行ってきました。

甲府から各駅停車で1駅。
小さな駅だと思ったら、とても立派なホームにびっくり。
ほとんど人はいませんでしたが


なんとこの駅舎、安藤忠雄事務所の設計とのこと

周囲ののんびりした風景には、やや違和感あり。
これから駅周辺が開発されていくようです。


訪ねたのは、ここから車でさらに15分ほど走った飯野にある米山住研さん
2代目社長の米山さん(左)と店長の芦澤さん(右)


新築を中心に60年続いてきた会社の新たな展開として、数年前からリフォーム事業に力を入れています。建て主の世代が変わっても、つきあいが続いていくような工務店になるためには新築するだけではダメだと思ったからです。


さて、リフォーム事業を強化するにあたって、まずやったこと。


商圏を車で15分以内に、ぐっと狭めました。


そして、そのなかでナンバーワンを目指すことにしたのです。


自分たちの存在を知ってもらうために、網戸の交換や火災報知器の取り付けのチラシを配布しました。問合せがあれば、15分でかけつけます。行って帰ってきて30分。ハウスメーカーにはできない「ちょこっと工事」を始めたのです。


ちょこっと工事はあくまできっかけづくり。


最近は、「ちょっとここ直してほしいんだけど」と少しずつリフォームの相談に声がかかるようになりました。
事業として結果が出るのは、まだまだこれからとのこと。地域の愛され工務店として、米山社長の挑戦が実るよう、心から応援します!




2011/07/20

野菜がほしい

盛岡、仙台に日帰り出張。

あまり時間がなかったので、現地には行けませんでしたが、
被災地の状況を聞きました。



何が一番、困っていますか?


「野菜がほしい」

避難所では保存食ばかり。
仮設住宅に入れば、食事の支援は受けづらく、
スーパーまでは片道車で1時間。


どんな高級缶詰やパック食材よりも、生の野菜。
保存できない食べ物を食べたい――。



今、家庭菜園で採れた野菜を被災地に届ける運動が始まっているようです。

2011/07/17

hope & home


住宅系雑誌復興応援プロジェクト「hope & home」のキックオフミーティングがありました。







モダンリビングの下田編集長の呼び掛けで7誌が集まりました。



東日本大震災が、建築、住まい、暮らしに与えた影響はあまりに大きく、その現状を冷静に見つめ、住宅系雑誌にできることを考えていこうというものです。



私たちに何ができるのか・・・




改めて考えると自分たちの無力さに直面せざるを得ません。




それでもできることを・・・




各誌の編集長や営業スタッフが集まり、意見を交換します。



被災地の現状を知り、浮彫にされた現代の「住宅」の問題点を拾い出し、そこからこれからの「家」や「暮らし」のあり方を見出すこと。そしてそれを全国に発信していく、それが私たちにできること。


誌面をつくるだけでなく、イベントを行ったり、支援プロジェクトに参加したり、いろいろな活動をしていきたいと思います。



ありそうでなかった、複数雑誌のコラボレーション企画

みなさん、応援よろしくお願いいたします!!!



★まずは、8月初旬に各誌編集長が参加するhope & homeブログを立ち上げる予定。うーん、さすがにそこでは美〇編集長とはいいづらいなぁ・・・。ビミョーのビ、いやビルダーズの「ビ」ということで、ビ人編集長は?というスタッフからの意見がありました。さて、どうしましょう。

2011/07/14

パッシブデザインコンペ


パッシブデザインコンペの公開審査に行ってきました。



檀上では、1次審査の通過者がプレゼンテーション
200名以上が来場し、審査の行方を見守っています。


審査委員は野沢正光氏、小林光氏、清家剛氏、中野淳太氏、中村好文氏、難波和彦氏、涌井史郎氏。大御所7名から、厳しい質問を受けて発表者がたじろく場面もありました。



そんな厳しい審査を切り抜けて大賞を受賞したのは・・・




「二地域居住のためのロハスの家」
福島県のロハスの家(エントリー名)さん。
仮設住宅からはじまるサスティナブルな計画


パッシブデザインを取り入れた木造仮設住宅の提案。


建築としてのデザインは、???だが、まさに今、建築業界が「社会に向けて訴えていかなければならないメッセージ」が込められた作品。その着眼点が評価されました。

★詳細はビルダーズ06号(8/27発売)にも掲載します。



ちなみに私が勝手に選んだビルダーズ大賞は・・・・


住まい手・ライフスタイル部門のコレ
↓↓↓
「レッツ!ソーラークッキング」
ひよこ2号さん


小学生の男の子の「ソーラークッカー」実験手記


太陽の熱だけで、ふかしいもや、ゆでたまご、蒸しパンなどをつくるというのです。




ふかしいもが、1時間30分でできたらしい。



子供たちの自然エネルギーへの好奇心を、このようなカタチで満たし、その魅力をのびのびと学べる機会をつくること。長い目でみたら、社会のパッシブデザイン化には、これが一番効果的のように思いました。



★審査委員長の野沢正光さんが「パッシブデザイン」に代わる、分かりやすくて覚えやすい呼び方を募集したところ、あまりいいのがなくて、結局パッシブデザインに落ち着いたそうです。

2011/07/11

ヤマガールに誘われて


ヤマガールの友人に誘われ、高尾山に行ってきました。

この暑い中、なぜ山登り?!




でも大丈夫でした!

山の中は木が日陰をつくり、水辺からは涼しい風が流れてきます。
アスファルトの道のように足元からくるムンとした熱気もありません。


自然って気持ちいい!



オオムラサキの雌を発見しました!
金色の羽の裏がとてもゴージャス。

羽化したてだったのか、カメラを近づけても逃げません。

準備体操をするかのように羽をゆっくり動かします。
羽は雌が茶色で、雄が紫色だそうです。



山歩きのお楽しみも・・・


エネルギーの補給に


頂上の茶屋で


誘惑に負けて



次号、ビルダーズ06のヒット祈願と運試しもしてきましたよ


じゃーん

梅雨も明けたし、本腰入れます!!!


★頂上まで3.3㎞、ちゃんと登れましたよ。ただ、ふくらはぎ&お尻の筋肉痛が・・・。

2011/07/09

ビルダーズ学校 修了!

更新が随分と滞っていました。すいません…。


昨日と一昨日は、ビルダーズ学校がありました。
受講者39名

間取りの岸先生
建築家・吉田圭二氏が考案した、「間取り係数」を使ってプランニング。
実際に間取りの演習問題もやりました。


岸先生は、なんと39歳。
(私と4つしかはなれていないなんて!)


防火の安井先生と並ぶ、超期待の若手先生です。



インテリアの講座は、建築家・村上氏とフリー編集者・大菅氏のかけあい講義
特に照明の話に関心が集まりました


2日目は、愛され建築家の伊礼先生の授業からスタート
4時間びっちり伊礼智の住宅設計作法。
ちょっとかじるくらいじゃ、伝わらない!と思ったので、
ちゃんと味わっていただくために4時間お願いしました。

そして最後は炎の授業。

安井先生は何でも燃やします

このイラストも話題になりました(笑)



講義が終わった後は、やっぱり懇親会。
これがなくちゃ、終わった気になりませんね。


 
お酒が入ると、生まれたてのような顔になる岸先生。
後ろのリスみたいな伊礼さんにも注目です(笑)


受講者の方に感想を聞いてみました。


「充実した内容で、すごく刺激を受けました!」


ありがとうございます(涙)


悪かったところも聞いてみました。

え・・・?


美人と思ったら、微妙だった?


とりあえず隠しておきますから、許してください(笑)
ビルダーズ学校の収益が上がりますように(笑)


お疲れさまでした~!