いつか食事してみたい・・・と思っていた、憧れの建物です。
高級スペイン料理レストラン・小笠原伯爵邸
手前の鉄製キャノピーがかかっているのが主玄関。レストランの入口。
その向こうに見える家族用の内玄関は、今は喫茶室の入口です。
なんとも言えない趣があるベージュの外観。
年月とともに「地球になじんだ」建物の色。
旧小笠原邸は、1927年に伯爵・小笠原長幹の自邸として建てられました。コンクリート2階建て(地下1階)で、パティオがあるロの字型のスパニッシュ様式。設計は、戦前の最大手設計事務所の曾禰中條建築事務所です。
小笠原伯爵邸の最大の見所は、イスラム風のインテリアがあしらわれたシガールーム。コーヒーや煙草を楽しむ部屋として使われていました。
なんてステキな喫煙ルーム。
このときばかりは、喫煙者がうらやましかったです。
この建物、実は東京都が「歴史的建造物として相応しい活用を条件」に民間へ貸し出しているものです(PFI事業・民間資本等活用事業といいます)。
貸付条件は、とても厳しい内容。
・貸付期間は修復工事に加え10年以内。
・修復工事費用は、借受者が全額負担。
・修復工事は、東京都の指示する基準を上回るグレードで行う
・返還時は「修復工事終了後に都の検査に合格した時の状態にして返還」
などなど。
これらの条件をのんで、保存活用に手を挙げた民間企業は3社のみだったそう。
この3社の中から、借り手に選ばれたのが現オーナーで「インターナショナル青和」の社長・竹内秀夫氏。東京の表参道でも洋館を改装したカフェを経営しています。
竹内氏が、改修にあたってかかげた方針は・・・
「使えるものは捨てない」
修復ではなく、修繕を。
新しい材料で復元するのではなく、
今あるものを直して使う。
お金をかけずに、手間をかける。
こうした竹内氏の意識の高さが、小笠原邸の保存再生を成功させたのでしょうね。
2002年にオープンして、今年10年目を迎えます。
インターナショナル青和は、利益を出すことができたのでしょうか?
それより小笠原伯爵邸は、どうなるのでしょう?
東京都に返還されるのでしょうか?
気になることがいっぱい。
インタビュー申し込んでみようかな・・・?
写真があまり撮れなかったので、気になる方はホームページへどうぞ。
↓↓↓
★そうそう、お料理もすごくおいしかったですよ。
デザートはホワイトチョコレートのフォンデュ♪
ちょこっとデザートもいっぱい♪
え? 太ったのにいいのかって?
がまんしたら、それこそストレス太りしちゃいますから
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