何度聞いても、涙がとまらない歌があります。
東日本大震災で両親とお姉ちゃんを亡くした、9歳の女の子。
祖父母の家に引き取られ、数か月。
亡くなった家族のことを話すことはあっても、涙をまったく見せない。
その泣かない女の子が、CDを流して一人繰り返して歌っている歌。
それは、西野カナさんの『君って』(作詞:西野カナ)でした。
♪
・・・君って 君って
泣いたりしないんだね
思い出してごらんよ
私は 私は
不器用だけど今は
すべてを受け止めたいから
ここにいるよ
(中略)
I will stay with you
たとえ何があっても
つまづいても 迷っても
Babe you know I will stay with you
どんな暗闇でも ちゃんと隣にいるから
君って 君って
泣いたりしないんだね
思い出してごらんよ
私は 私は
不器用だけど今は
すべてを受け止めたいから
ここにいるよ
♪
テレビの向こうでしたが、彼女の寂しさが痛いほど伝わってきました。
9歳の小さな胸で家族の死をどのように受け止めているのか、
想像するだけでも心が痛みます。
彼女が、この歌を支えにして、いつか寂しさを乗り越えられますように。
震災からまもなく1年。
被災地では、いまだ悲しみや落胆が続いていることを心にとめておきたいです。
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