2010/12/20

4.5畳のリビング

今日は、東京町家・あやさやハウス(設計:伊礼智設計室、施工:田中工務店)のオープンハウスに行ってきました。

建坪9坪・・・。

将来の住まいに悩む35歳としては、見とかないわけにはいきません。



伊礼智設計室の担当の小倉さんが書いた断面

小さな家に小さな部屋がいっぱい。
なんだか楽しそうですね。

この家で家族4人が暮らします。


2階のリビングは、なんと4.5畳。
リビングは20畳ないと・・・なんて、誰が言い出したのでしょう。
くつろいで、家族と会話するのは4.5畳でも十分。
しかも小さなエアコン1台ですぐに暖まります。


リビングの横には、小上がりの和室2畳がありました。
入口の高さは150㎝。くぐって入る穴ぐらのような場所。
お父さんの居場所でしょうか。
ちなみに下は収納になっています。

小さな家は整理整頓しないと、すぐにモノに支配されてしまいそうですから、
モノをしまっておくところがちゃんとあるかが肝になりそうですね。


3階の子供部屋に、また小さな部屋を発見。
赤い床はふかふかしています。
伊礼さんは「猫バス」の中にいるような場所とおっしゃっていました。



そう言われたら、入らないではいられません。
「猫バス」の中にいる、「顔なし」・・・

(ちょっとコワイですね)
ビルダーズを忘れてしまったので、東京家づくり工務店の会のパンフレットで。



額を突き合わせて暮らす。


手を伸ばせばすぐ届く距離に家族がいる。


そんな家で育った幼い姉妹は、どんな大人になるのでしょう。


きっと、周りの人を優しく受け止められる
心の温かい女性になるのでしょうね。



そうそう、この家には、田中工務店の腕の見せ所もいっぱいありました。すべてが品よく納められていました。とくにスゴイ!と思ったのは、外壁です。

屋根用のガルバリウム鋼板を使って仕上げています。


見てください、出隅の処理を! 
4枚1組になっている屋根用パネルを
まるで折り紙のようにきれいに折り込んでいます。


ここがきれいに納められているかどうかは、建て主さんにとってそんなに重要じゃないかもしれません。それでも、手を抜かず、とことんきれいな仕事をする。工務店さんの仕事はやっぱりこうでなくちゃ、と思った瞬間でした。

★明日は松本へ出張。撮影用のビルダーズを忘れないように。


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