建築のプロが集まるこの大会で、
まったく別分野で活躍される栗城さんの講演
新鮮でした!
登山は、孤独や恐怖との戦い。
体力よりも、精神力。
小さな小さなテント。1か月半、このテントで寝泊り。
まさに孤独との戦いです。
もってきたお菓子の袋の裏面を何度も読んだりして過ごすそうです。
必要なのは、ポジティブシンキング。
大切なのは、引き返す勇気。
栗城さんは、エベレストに2回挑戦。
2回とも頂上まで行かずに、引き返してきています。
「また、挑戦できる」
それを決して恥じることはありません。
登山家にとって、最も感動する瞬間は、実は頂上に到達したときではないそうです。では、いつでしょうか・・・・?
「頂上に到達する2m手前」
言い換えると・・・
「夢がかなうと確信した瞬間」
(by 栗城さん)
なるほど。これは、夢をかなえた経験のある人しか言えない言葉ですね。
実際にやり遂げているからこそ、言葉の1つ1つにリアリティがありました。そんな栗城さんのステキな講演でしたが、私が一番心に残っているのは、実は雪山の話ではありません。
栗城さんが、アフリカのマサイ族の村に滞在したときの話。
(登山とは関係ありません・笑)
マサイ族の村人は、普段は民族衣装などきていないそうです。
Tシャツにジーンズ。
最近は携帯電話ももっているそうです。
でも、村には電気がきていない。
マサイ族の人は、なんと、携帯の充電をしに片道2日かけて隣村に行き、また2日かけて帰ってくるそうです。帰ってくる間に充電がなくならなければいいですが・・・
世の中には、いろいろな生き方がありますね。
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