2011/09/18

素材巡礼 5回目


半年ぶりの素材巡礼企画。1泊2日のツアーで27名の参加です。
今回のテーマは、シラス壁。シラスの採取場&工場がある、宮崎県都城市を訪れました。




早速、のどかな田園の風景のなかに白い崖を発見。


近づいてみると・・・



シラス層!!!


シラスは、今から2万5千年前に起こった大噴火の際の、火砕流の堆積物。鹿児島県の半分と宮崎県の2割が、いわゆるこのシラス台地です。なかでも、山田町のシラスは、内外装材に適した良質なシラスとのこと。



いつかなくなりませんか?



「あと1000年分はある」
(by 高千穂シラス)



シラス壁の工場は想像以上に、アナログでした。よく見ると、篩(ふるい)機は畜産業で使われていたサイロを再利用したものだったり、人がざるをもってふるっていたり・・・。
★工場の様子は、次号のビルダーズ07号で紹介します。

工場では、地元の農家の方々が、稲作や畑作の合間に働きます。地元でとれた素材を、地元の人の手で「建材にする」。シラス壁は、この土地にしかない、まさにご当地建材なんですね。



写真は、工場内で行われた施工実演の様子

工場見学の後は、伊礼さん×ベガハウスの大迫さんの講演



伊礼さんの設計をTTP(徹底的にパクる)したベガハウスさん。



でも、どうやって身につけたのでしょうか?



その大きなカギを握っているのが「ショーホーム」。


ショーホーム? 


ショールームでもモデルハウスでもありません。


なんと、ショーホームはお客さんの家。


ベガハウスがやりたいことを挑戦させてもらうかわりに、価格を抑えます。さらに竣工後、1年間をモデルハウスとして使わせてもらいます。こうして、ベガハウスは伊礼さんの設計から学んだことを、実例で実践できたのです。
★ベガハウスのショーホームについても、ビルダーズ07号で解説する予定です。




そうそう、もちろんありましたよ。お約束の懇親会。
 


宮崎地鶏づくし。
絞めたて(!)を味わう、鶏刺し盛り合わせ
手前右から2番目は、なんと卵管!!
ホタテのような、いくらのような、とてもクリーミーでおいしかった。




そして今回、今までの素材巡礼ツアーと最も違ったことがあります。



それは・・・



参加者のなかにビルダーズの定期購読者が、いっぱいいたこと!

すごくうれしかったです(涙)


★九州では美人のことを、べっぴん。九州では、べっ〇ん編集長・・・?すいません、こんなこと言っていると、いよいよ苦情がきますね(笑)

★素材巡礼ツアーを多くの方がレポートしてくれています。
高千穂シラスさんのブログ
ベガハウス大迫さんのブログ
楽しい家さんのブログ
三友工務店さんのブログ
ビルテックさんのブログ


0 件のコメント:

コメントを投稿